試験は12月の初めに行われました。
長男が受験した国立小学校では、いわゆる「親子面接」はありませんでした。
当日の流れはとてもシンプルで、
親は体育館まで子どもを送り、あとはそのまま待機するだけ。
体育館の中はとても静かで、
本を読んで過ごしているお母さんが多かったのが印象的でした。
でも実際には、ページをめくりながらも、頭の中はきっとみんな同じ。
「ちゃんとできているかな」
「困っていないかな」
そんな気持ちでいっぱいだったと思います。
試験は「行動観察」が中心だった様子
子どもたちは、在校生(5年生)に付き添われて、試験会場の教室へ移動していきました。
試験内容は公表されていませんが、後から息子に聞いた話では
• 物が散らかった部屋
• 自由に遊ぶ部屋
• 先生がいる部屋
いくつかの部屋を回って過ごしたそうです。
おそらくですが、
いわゆるペーパーテストではなく、
「どんな行動をするか」
「人とどう関わるか」
そういった“行動観察”が中心だったのではないかと感じました。
試験前に起きた小さなハプニング
実は、試験前にちょっとした出来事がありました。
会場に到着したあと、
案内してくれた5年生が、息子を違う受験番号の席に案内してしまったのです。
後ろから見ていた私はすぐに気づき、ヒヤッとしました。
息子も少し戸惑った様子でキョロキョロ…。
でもその後、
自分から5年生に声をかけ、
きちんと正しい席に座り直すことができました。
親としては焦る場面でしたが、
今振り返ると、
こういう「予想外の出来事への対応」も、
もしかしたら見られていたのかもしれません。
待ち時間や移動中も見られているのかもしれない
後日、不合格だったご家庭のお母さんと
お話する機会がありました。
そのお子さんは試験前、
トイレに行きたくなってしまい、どうしたらいいか分からず、
お母さんのところに戻ってきてしまったそうです。
もちろん、それが不合格の理由とは限りません。
ただその話を聞いたときに感じたのは、
• 待ち時間
• 移動中
• 子ども同士の関わり
そういった「試験以外の時間」も含めて、見られている可能性があるということでした。
国立小学校の試験は、一瞬の出来だけではなく、日頃の生活や関わり方が自然と出る場なのかもしれません。
合格発表|すべてが報われた瞬間
そして翌日、
学校のホームページで合格者の受験番号が発表されました。
結果は
『合格』
その番号を見つけた瞬間、
胸の奥にたまっていたものが一気にあふれました。
息子の頑張り。
保育園から発達相談を勧められたときの不安。
うまくいかずに息子を叱りつけてまで勉強させた日。
この半年間のすべてが、「報われた」と感じた瞬間でした。
保育園の先生の反応に感じたこと
合格が分かったあと、保育園にも報告しました。
この受験は、保育園に発達相談を勧められたたことから始まりました。
先生は、どんな反応をするかな。
少しドキドキしながら伝えました。
でも返ってきたのは、
「そうなんですね」
という、意外にもあっさりした言葉でした。
特別に喜ばれるわけでもなく、驚かれるわけでもなく。
正直、少し拍子抜けした気持ちもありました。
「いつも通り」の反応。それでよかったのだと思います。
息子はその後も、何も変わらず保育園に通い続けました。
特別扱いされることもなく、これまでと同じ日常。
今振り返ると、あの頃の私たちにとって、それが一番良かったのだと思います。
まとめ|国立小の試験は「日常」がそのまま出る場所
国立小学校の試験を通して感じたのは、
「特別なことができるか」ではなく、
「普段どんなふうに過ごしているか」が大切だということ。
試験当日も、
• ハプニングへの対応
• 人との関わり方
• 自分で考えて動く力
そういった“日常の延長”が
そのまま表れる場だったように思います。
これから受験を考えている方にとって、
少しでも参考になれば嬉しいです。